
転職を決意した看護師の中には、現在の職場に退職の意思をどう伝えれば良いか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。お世話になった職場だからこそ、できるだけ波風を立てずに退職したいものです。円満退職は、気持ち良く次のキャリアへ進む大切ななステップと言えます。
まず大切なのは、退職の意思を伝えるタイミングと相手です。法律上は2週間前とされていますが、職場の就業規則に期限が定められていることがほとんどでしょう。規則を確認し、看護師長や主任など直属の上司に直接、口頭で伝えるのがマナーです。
退職理由を尋ねられた際には、職場の人間関係や夜勤の負担などのネガティブな本音をそのまま伝えることは避けましょう。ネガティブな理由は、トラブルの原因です。「訪問看護の分野に挑戦したい」「専門看護師を目指したい」といった前向きな理由を準備しておきましょう。
人手不足の看護現場では、強い引き止めにあう可能性も考えられます。しかし、ここで曖昧な態度を取ると、シフトの都合などを理由に退職日が先延ばしにされかねません。感謝の気持ちを伝えつつ、退職の意思が固いことを毅然とした態度で示すことが大事です。感情的にならず、冷静に話し合いを進めましょう。
退職日が決まったら、最後まで看護師としての責任をもって業務にあたることが信頼につながります。特に後任の看護師やほかのスタッフが困らないよう、丁寧な引き継ぎが不可欠です。担当していた患者の情報や業務手順、注意点などをまとめた資料を作成するなどをしっかり共有します。
立つ鳥跡を濁さずという言葉があるように、最終出勤日まで誠実な対応を続けることで、良好な関係を保ったまま退職できるはずです。看護業界は意外と狭く、将来どこかで関わるかもしれない同僚、何より自分のために欠かせないプロセスとなります。